- 2012/04/13
- Category : つぶやき・お知らせ
ライティング4
「絶対他の選択肢あるよね?!」
人差し指と中指を立てて笑う鬼島に、 は意味が分からないとばかりに叫んだ。一方の彼はわざとらしく「わがままだねぇお前さんは」とため息をつきながら肩をすくめる。
「わがままじゃないよこれ、正当な意見だよ!」
「仕方ないねぇ……」
大体どっちも私にメリットないし、とぶつくさ文句を言う彼女に、鬼島はずいと指を突き出した。思わずのけぞる明星をよそに、彼は相変わらずの笑みで口を開いた。
「三択目、あたしと付き合う」
何を言ってるんですか。そんなつっこみすら吐き出す気力もなく、 は突飛な選択肢に口ごもった。
「さあ、どうする 嬢」
*
続。鬼島さんだね。
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